乳がんリスクを高める飲酒習慣について

日本人の一般的な女性の場合、
1日で摂取する純アルコール量は10グラム未満であることが多く、

 

飲酒ペースも少ない女性が多いです。

 

適量以下で抑えて飲酒をする限りにおいては、そこまで
アルコールと乳がん発症との関係は深くありません。

 

深刻なのは大量に飲酒をしてしまう女性です。

 

純アルコール量が10グラム増えるごとに乳がん罹患率は上昇するといわれており、
生物学上の研究データが多数示されています。

 

毎日缶ビールを5本も6本も空けてしまうようなお酒に飲まれている
女性はかなり乳がんリスクが高いのです。

 

お酒を今まで全く飲んだことのない女性を1とすると
浴びるように大量に飲んでしまう女性の乳がん発症率は1.75という研究結果もあります。

 

そもそもお酒に含まれるアルコールを体内で分解するときに発生する
アセトアルデヒドは良く知られている発がん物質です。

 

そのようなものを発生させてしまうのがお酒ですから、
乳がんだけではなくそのほかの癌のリスクも同時に高めてしまうことは容易に考えられます。

 

遺伝的背景においても、
日本人女性はお酒に強くなく、抵抗性が低いですので

 

過度の飲酒をしてしまうと
欧米人女性以上に悪い影響が出てしまうリスクは高いと思われます。

 

飲み会によく呼ばれる、集まりがあれば浴びるように飲んでしまう、
あるいはお酒を飲む仕事をしている・・

 

そんな女性は要注意です。

 

お酒は節度を守り、自分の適量を守れないのであれば
最初から飲むべきではないのです。

  • 2016/06/13 17:20:13